ゴッホと静物画−伝統から革新へ

会期| 2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)
会場|SOMPO美術館(東京都新宿区)

フィンセント・ファン・ゴッホ 《アイリス》 1890年 油彩/キャンヴァス
ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

大胆な色遣いと独特な筆致で知られる天才画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)。本展覧会は、ヨーロッパの美術史の中で、静物画が絵画の分野として確立した17世紀から20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探ります。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《麦わら帽のある静物》 1881年 油彩/キャンヴァスで裏打ちした紙 
クレラー=ミュラー美術館、オッテルロー
© 2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands

本展では、世界の名だたる画家クラース、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワールらが描いた静物画も紹介。国内外25ケ所からの出展作品全69点のうち、25点ものゴッホの作品を展示しており、ゴッホ最初期の静物画である《麦わら帽のある静物》をはじめ、彼の代表作《ひまわり》や《アイリス》など、花を主題にした美しい油彩画の数々をお楽しみいただけます。

ポール・セザンヌ 《りんごとナプキン》 1879-80年 油彩/キャンヴァス SOMPO美術館

ピーテル・クラース 《ヴァニタス》 1630年頃 油彩/板(樫) 
クレラー=ミュラー美術館、オッテルロー
©2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands

さらに、「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介しています。なぜ、彼らがこの主題を描いたのかを探る興味深い視点の考察にも注目です。

フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》 1888年 油彩/キャンヴァス SOMPO美術館

ゴッホと静物画−伝統から革新へ

会期 2023年10月17日(火)~2024年1月21日(日)
*日時指定予約
会場 SOMPO美術館
東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
*但し、11月17日(金)と12月8日(金)は20:00まで
休館日 月曜、年末年始(12月28日〜1月3日)
*但し、2024年1月8日は開館
観覧料
(日時指定券料金)
一 般 2,000円
大学生 1,300円
高校生以下無料
*身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を提示の本人とその介助者1名は無料、被爆者健康手帳を提示の方は本人のみ無料
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式HP ゴッホと静物画–伝統から革新へ

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