ルーヴル美術館展 愛を描く

会期| 2023年6月27日(火)〜 9月24日(日)
会場|京都市京セラ美術館(京都市左京区)

フランソワ・ブーシェ 《アモルの標的》 1758年 パリ、ルーブル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Gérard Blot / distributed by AMF-DNPartcom

人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。

本展では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、ジェラール、シェフェールなど73点の絵画を通して、西洋社会における愛の概念がどのように表現されてきたのかを紐解きます。

セバスティアーノ・コンカ 《オレイテュイアを掠奪するボレアス》 1715-1730年頃 パリ、ルーブル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF-DNPartcom

古代の神々の愛、キリスト教の愛、恋人たちの愛、家族の愛、官能の愛、悲劇の愛…16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要画家の名画から、多様な愛の表現をたどる、これまでにない趣向の展覧会をお楽しみください。

クロード=マリー・デュビュッフ 《アポロンとキュパリッソス》 1821年 アヴィニョン、カルヴェ美術館
© Avignon, musée Calvet

ルーヴル美術館展 愛を描く

会期2023年6月27日(火)〜 9月24日(日)
会場京都市京セラ美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間10:00~18:00(入館は閉館の60分前まで)
休館日月曜(7/17、9/18は開館)
入館料一 般 2,100円
高校・大学生 1,500円
中学・小学生 1,000円
障がい者手帳をお持ちの方と同伴介添者1名は無料(要証明書)。
お問合せ075-771-4334
(チケットお問合せ)
キョードーインフォメーション
0570-200-888
公式サイトルーヴル美術館展 愛を描く

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