「祇園 花街芸術資料館」がオープン

京都にある五花街のひとつ祇園甲部(衹園町)。伝統伎芸により京都の伝統文化を大切に守り続けているこの地に、「祇園 花街芸術資料館」が2024年5月15日にオープン。花街の文化をわかりやすく伝える常設展示に加え、芸妓や舞妓との記念撮影や舞の鑑賞も行える施設になっています。

<施設紹介>                               
◇花街芸術資料常設展
華麗な手描き友禅の着物や西陣織の帯をはじめ、舞妓の化粧道具や持ち物を多数展示。季節ごとに変わる簪(かんざし)や、祇園でもめったに見られない正装の黒紋付など、貴重な資料も。花街の空気感を伝える写真資料とともに、秘密めいて艶やかな世界を堪能できます。

◇池泉庭園見学
1913年につくられ、2024年3月に改修を終えた庭園。周囲の緑を映す池を中心に「如庵」と名付けられた茶室や石橋が巧みに配置されています。自然と人工とを巧みに組み合わせた庭園の、四季折々の美しさをお楽しみください。夜間にはライトアップで、異なる表情が演出されます。

◇芸妓・舞妓による京舞披露
芸妓もしくは舞妓(1名)が、井上流の京舞を披露。普段なかなか見ることのできない優美な舞を、間近で鑑賞できる貴重な機会。常設展でご覧いただいた内容が、よりリアルに感じられるはずです。(スケジュールや金額などの詳細は公式サイトをご覧ください)

◇芸妓さん・舞妓さんと記念撮影
インスタントフィルムとご自身のスマートフォンで、芸妓もしくは舞妓(1名)と記念撮影を。インスタントフィルムには芸妓・舞妓の名前が入った千社札を貼り、オリジナルのポチ袋に入れてくれるサービスも。(スケジュールや金額などの詳細は公式サイトをご覧ください)

◇歌舞練場本館劇場見学
「都をどり」で芸妓・舞妓が舞を披露する純和風の大劇場「歌舞練場本館」の一部を特別公開。総ヒノキ造の2階建建築で、天井や照明など各所に日本の伝統的な意匠が取り入れられています。特設スクリーンにて、都をどりのドキュメンタリーも上映予定。

◇提灯ライトアップ
祇園甲部の象徴である「つなぎ団子」の紋章が入った赤提灯。伝統的な街並みを照らし出すやわらかな灯りは、なんとも優艶で幻想的。各建物の軒下にもこの赤い提灯を吊り下げ、夕暮れ時からライトアップを行います。

◇アートバー
「都をどり」の歴代ポスターの原画を中心に、芸妓・舞妓を描いた絵画が展示された大人の空間。京都の地酒やジャパニーズウイスキーなど、選りすぐりのメニューが用意され、貴重な美術作品を鑑賞しながら祇園町ならではのゆったりとしたひとときを堪能できます。

■概要■
・開館時間
11:00〜20:00(入館は19:00まで)

・休館日
水曜/3月中旬〜5月上旬、10月中旬〜11月中旬/年末年始

・チケット
 会場受付にて販売

・入館料金
 一般:1,600円
高校生以下:800円(修学旅行の小中学生に限り400円)
未就学児:無料
※障害者手帳等をご提示の方はご本人及び介護者の方1名無料。
※学生証、障害者手帳等確認できるものをご持参ください。
※団体割引等の事前購入に関してはお問い合わせください。
※京舞披露、芸舞妓さんとの記念撮影は別途料金が必要となります。

▼詳細は公式サイトよりご確認ください▼
公式サイトはこちら>>

祇園 花街芸術資料館
京都府京都市東山区衹園町南側570-2 八坂倶楽部

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