沖縄を代表する伝統織物・喜如嘉の芭蕉布。「星のや沖縄」では、喜如嘉の芭蕉布を通じて沖縄の文化と歴史に触れる貴重な体験を提供する『涼風を装う芭蕉布サロン』を2025年3月1日から6月30日の期間、開催します。
芭蕉布は、沖縄北部・大宜味村の喜如嘉で作られる、糸芭蕉を使用した天然繊維の織物。製作過程では3年をかけて育てた芭蕉を使用し、糸取りから仕上げまで全て手作業で行われます。1974年には「喜如嘉の芭蕉布保存会」が国の重要無形文化財に指定され、代表の平良敏子氏は2000年に人間国宝に認定されました。この技術と情熱は、次世代に受け継がれています。このプログラムでは、300年以上もの歴史をもつ芭蕉布の制作過程やその技術、歴史に深く触れることができます。
海岸に沿うように1km渡って広がる、「星のや沖縄」の庭には亜熱帯地域特有の植物が繁り、糸芭蕉や実芭蕉も育っています。到着後に行う「芭蕉布インビテーション」ではスタッフと共に庭を歩き、芭蕉の特性や植物を活かす沖縄の人々の暮らしについて学びます。海からの心地よい風を感じながら、翌日の工房見学に期待を膨らませます。
翌日は「芭蕉布会館」へ向かい広大な畑へ。工房では、繊維を取り出す「苧引き(うーびき)」や「絣結び」「織り」などの工程を見学し、芭蕉布の魅力を深く学んでいきます。
さらに、喜如嘉の芭蕉布を使った「ンチャナシ」という羽織を身にまとい、その涼やかな着心地の体験も。また、古典舞踊「作田」を鑑賞し、舞踊家たちが芭蕉布の衣装をまとって舞う優雅な姿を楽しみます。美しい舞と三線の音色を感じながら、風に揺れる芭蕉布とともに琉球王朝時代の歴史に思いを馳せる特別なひとときが提供されます。
芭蕉布の歴史と技を学び、涼やかな風と共にその美しさを体感できる貴重な機会。沖縄の伝統美に触れる特別な滞在をお楽しみください。
【滞在スケジュール例】
<1日目>
15:00 チェックイン
16:30 芭蕉布インビテーション、
庭散策とティータイム
<2日目>
7:00 星のや沖縄 出発
9:00 芭蕉布会館へ畑や工房を見学
11:00 出発
14:00 星のや沖縄 戻り
16:00 芭蕉布の着心地を体感
18:00 琉球舞踊をプライベート鑑賞
■概要■
「涼風を装う芭蕉布サロン」概要
・期間
2025年3月1日~6月30日
・料金
1名265,000円(税・サービス料込)*宿泊料別
含まれるもの/芭蕉布インビテーション、芭蕉布会館の見学、琉球古典舞踊の鑑賞、ンチャナシ試着体験
・定員
6名まで(2名から実施)
・予約方法
公式サイトで2週間前まで受付
・場所
星のや沖縄
沖縄県中頭郡読谷村字儀間474
・詳細
公式サイト>>