世界に誇る日本のシンボル、富士山。2013年にユネスコの世界遺産に登録され、2023年で10周年を迎えます。山種美術館ではこれを記念し、富士山を描いた日本画と浮世絵を中心に、同じく日本の象徴である桜を題材とした日本画をあわせ、周年を祝う【特別展】世界遺産登録10周年記念 富士と桜 ―北斎の富士から土牛の桜まで―を開催します。
富士山は古くから、さまざまな芸術の源泉となってきました。特に美術では、葛飾北斎と歌川広重の浮世絵が世界的にも有名です。本展では、北斎の「冨嶽三十六景」、広重の「東海道五拾三次」とともに、北斎が富士山というテーマをさらに発展させた絵本『富嶽百景』(個人蔵)が特別に展示されます。
また、近代・現代の日本画でも、富士山は世代を問わず描き継がれています。横山大観の描く「霊峰不二」や小松均の燃えるような「赤富士図」など、巨匠たちによる富士図の競演もお楽しみいただけます。
日本を象徴する富士山と桜の日本画を鑑賞
