
東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
3月 17 日 9:30 AM - 5月 14 日 5:00 PM

竹内栖鳳《絵になる最初》重要文化財/1913(大正2)年 京都市美術館蔵/5月2日~5月14日
東京国立近代美術館が開館70周年を記念し、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催します。単なる名品展ではなく、今でこそ「傑作」の呼び声高い作品も、発表された当初は、それまでにない新しい表現を打ち立てた「問題作」でもありました。そうした作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫ります。

上村松園《母子》重要文化財/1934(昭和9)年 東京国立近代美術館蔵/4月18日~5月14日
見どころは、史上初となる展示作品すべてが重要文化財であること。明治以降の絵画・彫刻・工芸の重要文化財のみで構成される展覧会は今回が初となります。明治以降の絵画・彫刻・工芸については、2022年11月現在で68件が重要文化財に指定されていますが、まだ国宝はありません。本展ではそのうち51点を展示します。
そして、「問題作」が「傑作」になるまでの過程で浮かび上がる近代日本美術史にも迫ります。明治以降の作品が最初に重要文化財に指定されたのは1955年。以降、いつ、何が指定されたかをたどっていくと、評価のポイントが少しずつ変わってきているように見えます。それはすなわち、近代日本美術史の研究の深まりの反映でもあるでしょう。

黒田清輝《湖畔》重要文化財/1897(明治30)年 東京国立博物館蔵/4月11日~5月14日

鈴木長吉《十二の鷹》 重要文化財/1893(明治26)年 国立工芸館蔵/通期展示
◆会期◆
2023年3月17日(金)~ 5月14日(日)
◆開場時間◆
9:30-17:00(金曜・土曜は9:30-20:00)
*入館は閉館30分前まで
◆休館日◆
月曜日(ただし3/27、5/1、5/8は開館)
◆開催場所◆
東京国立近代美術館/1階企画展ギャラリー
東京都千代田区北の丸公園3-1 (google map)
◆観覧料◆
一般 1,800円
大学生 1,200円
高校生 700円
※中学生以下無料
◆お問合せ◆
050-5541-8600
(ハローダイヤル)
◆公式サイト◆
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